伊吹山の半夏生

7月11日(金)☀☂
午前 空きあり
午後 空きあり

7月12日(土)☀☁
午前 大型空きあり
午後 空きなし

7月14日(月)☁☂
午前 空きあり
午後 混み

 半夏生は夏至から数えて11日目の日だから、今年は7月2日から一週間をそうよぶらしい。この時期に咲く花に「はんげしょう」があるが、「半化粧」とも呼ばれていて、厚化粧の女性の顔の白粉が、汗で流されて半分だけ残った様子からそう名付けられたそうだ。

 伊吹山の山上駐車場から頂上に向かって半時計回りに登っていくと、途中のお花畑に「半化粧」の群生地がある。花はイブキトラノオを小さくしたようなもので、全体的に地味だから、足を止めて写真を撮る登山者も滅多にいない。知る人ぞ知る珍しい植物で、岐阜では飛騨の天生湿原ぐらいにしか群生地がない。

 伊吹山のものは、みどりの葉が半分白くなっていて、汗で化粧が流されたようで、いかにも見苦しい。ただ、これは花に虫をよぶためにそう進化したそうだから、涙ぐましくもある。人間だったら見向きもされないのだが。。