金崋山での遭難事故

5月13日(土)☁
午前 空き有り
午後 やや空き有り

5月15日(月)☁
午前 2番便空き有り
午後 空き有り

5月16日(火)☀
午前 空き有り
午後 空き有り

 ごまんとある岐阜県の山のなかで、救急隊の出動回数が一番多いのは、金崋山であることはあまり知られていない。北アルプスの槍ヶ岳や穂高岳よりも遥かに多いらしい。
 麒麟が来るやキムタクで金華山が全国区になって、連休中もごった返していたらしい。観光客が多くなれば事故の起こる確率が多くなるのは当たり前だが、ちょっとした気遣いで防げる事故もまた確かだろう。
 泊まりがけで長良川の鵜飼いを楽しんで、翌朝その勢いで金華山もと二日酔いの体で難コースの馬の背を駆け登ったりする輩も多くいる。ロープウエイなら何ら問題ないのだが、たかが300メートルの山だからとナメテかかってしまうらしい。金崋山馬の背はたかが300メートルされど300メートルで、槍ヶ岳直下の崖に匹敵する斜度を持つ岩場も現れる。そんな登山道を初心者が、サンダルパンプスで四つん這い、しかも二日酔いで歩くのだから自殺行為になってしまう。今はまだそんなに暑くないから気分良く歩ける道も、7月8月ともなると立っているだけで玉の汗が噴き出てしまう。そうなるとロープウエイで登って来た観光客でも熱中症で倒れてしまう。アルコールが入っていなくても、119番に連絡しなくてはいけなくなってしまう。
 金崋山展望台からは濃尾平野の絶景が待っている。40万都市のど真ん中にそびえる山は全国的にみても極めて珍しい。
事故のないように、マナー、ルールを守って楽しみたいものだ。

画像は長良川から眺めた日の出の金崋山