平和が一番

1月31日(火)
午前 空き有り
午後 空き有り

2月1日(水)
午前 混み
午後 空き有り

2月2日(月)
午前 混み
午後 やや空き

 米金ブログを御覧の皆様、こんにちは。
 雪がちらついていますね。寒さが最も厳しくなる大寒、如何お過ごしでしょうか。
 RRRと言うインド映画がヒットしている昨今ですが、本日1月30日は、

 インド独立の父と言われるガンジー(マハトマ・ガンディー)が暗殺された日です。

 彼の質素な白い伝統衣装に身を包んだ姿と、掲げた非暴力・不服従は有名だと思いますが、
実はイギリス植民地化におけるインドでイギリスの大学にまで進学できる富裕層でした。
 正直、インドと言えばカースト制度、カースト制度と言えばインドが思い浮かぶ程の強いイメージがありますが、
ガンディーはヴァイシャ(商人)と呼ばれる三番目の階級で被征服民ではありませんでした。
 欧米を通じて自国の文化を学ぶのは植民地エリートの典型であり、確かに日々の生活に追われる被征服民には自身の
現状に思いを馳せる余裕は無いでしょうから、スタートが高度な教育と知見を得た“持つ者”ならではだなと。
とは言え、最終的には豊かさを捨てて労働を尊び、自国の自由を得る為に奔走し独立へ導いた人物ですから、尊敬しか無いですが。
 インド哲学や宗教等が関係する壮大な話になるので広げませんが、インド独立は成し遂げたものの、ヒンドゥー教とイスラーム教の
隔たりを埋めることはできず、イスラーム教国家のパキスタンとは分離独立となりました。敵対するような関係になってしまったイスラームとの融和を目指してパキスタンに協調する姿勢を貫いた所、ガンディーはムスリムに肩入れしすぎていると爆発したヒンドゥー原理主義者に暗殺されてしまったのでした。
 1948年のことでした。それを悼んでインドでは「殉教者の日」とされています。