長良川散歩

6月20日(火)
午前 空き有り
午後 空き有り

6月21日(水)☁
午前 空き有り
午後 空き有り

6月22日(木)☁
午前 空き有り
午後 空き有り

長良川に架かる金華橋から忠節橋の左岸(柳ケ瀬側)に奇妙な形のコンクリート柵が1.2キロに渡って並んでいる。
「忠節の畳堤(たたみつつみ)」と呼ばれているのだが、岐阜市民のほとんどの者はそれが何なのかを知らない。
学校でも教えないし、たぶん現在の市長でさえご存じないのではなかろうか。
有史以来、長良川はたびたび氾濫を起こして来たが、大正時代頃に「何とかせにゃあならんのう」との声があがって、
昭和の十年ごろになってやっと現在の様な、高さ9メートルの巨大堤防が、長良橋から鏡島まで築かれた。
それでも当時の川下の住民は過去の水害のすさまじさを老人から数多く聞いていて、不安で「もうちょっと高く出来ないか」
と国に願い出たが、予算の都合もあって却下された。もめにもめた挙句に苦肉の策で「それなら畳一枚分でも」と、畳がちょうど差し込める溝の入れられたコンクリート柵が設けられた。
いざという時に、土嚢袋を積み上げるよりも各家庭から畳一枚づつを持ち寄った方がすばやく楽に洪水を防げると考えたからだ。
(たしかに土嚢袋を畳と同じ高さに積み上げるのはハンパ無い。)
伊勢湾台風の時も安八水害の時も、「準備しておいてくれ」と水防団が一軒一軒回ったそうだが、幸いにも実際に
畳が差し込まれることはなかった。
先日、いつもの散歩で鏡島大橋から長良橋まで歩いていて「不思議な柵だな?」と疑問に思ったから、NETで調べてブログにしてみた。
以上。