伊勢の餅街道

10月13日(火)☁
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10月14日(水)☁
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10月15日(木)☁
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伊勢の餅といえば誰でも真っ先に「赤福」が思い出されるかも知れない。でも赤福は昭和の頃
にテレビドラマで放送されたから有名になっただけで、江戸の初期からあった訳ではない。伊勢参りが盛んに行われていた江戸時代に、桑名から伊勢にかけての伊勢街道沿いにはそれぞれの茶店にそれぞれ名物餅を置いていたと言われている。
桑名の「安永餅」四日市の「なが餅」や伊勢宮川の「へんば餅」、五十鈴川河口の「二軒茶屋餅」は三百年以上たった今でも、名物と言われている。これらの餅に共通するのは、タケノコの皮に包まれていて歩きながらでも食べられたことだろうか。そう考えると「赤福」はあんこに包まれているから、神宮を目の前にした旅人が歩きながら食べるのは、ちょっと行儀が悪かったのではなかろうか。
わたしの家族には「二軒茶屋餅」がお気に入りで、伊勢へ帰省した折には必ず買うようにしている。
なお、岐阜や尾張の者にとって「二軒茶屋」はあまり知られていないが、三河の吉良、蒲郡、知多半島の人達にとってはお馴染みで、これは昭和の初期まで、二軒茶屋に港があったためで、三河方面からの伊勢参宮は船がメインだったそうだ。
余談だが、尾崎士郎の小説「人生劇場」の吉良常も小舟に乗って伊勢に来たことが描かれている。