11月19日(火)☀
午前 混み
午後 混み
11月20日(水)☀
午前 混み
午後 混み
11月21日(木)☀
午前 空き無し
午後 混み
伊吹山は全国屈指の高山植物の宝庫で、特に薬草に関しては昔から大切に保護栽培され、織田信長も山頂に薬草園を開らかせたこともあるそうだ。特にルリトラノオやイブキレイジンソウは伊吹山にしか無い固有種で、初夏には可憐な花を咲かせている。その薬草園はいま「お花畑」として、登山者の目を楽しませてくれているが、その規模が年々縮小されているようだ。野生の鹿が増えすぎて、彼らの餌になってしまっているからだ。人間の薬は鹿にとっても格好の栄養剤になっているようだ。
しかしながら岐阜から伊吹山を眺めると谷筋に雪が積もっているように白くなっているところが多くなって来た。十年ぐらい前とくらべても、かなりその規模が増えている。鹿が草を食べ尽くしたためで、後10年もすれば山頂の草は消滅するのではないかと言われている。関ヶ原を挟んだ隣の霊仙山などは山頂付近の草が食べ尽くされ、砂漠のようになってしまった。霊仙は伊吹に比べてなだらかな山だから、崖崩れなどは発生していないが、急峻な伊吹山はそういう訳にはいかない。滋賀からの登山道などは崩れてしまって、2年前から登山禁止になってしまっている。
見た目は可愛らしい鹿でも、集団になると山を崩すほど狂暴になってしまう。早急に対策を取らないといけないのだが、動物愛護団体が横やりをいれていて、岐阜県も滋賀県もぐずぐず、なす術がないようだ。
その鹿がついに米金商店の洗車場にも現れた。百々ヶ峰から遠征してきたグループだろうが、休日明けの洗車場に足跡がいくつも残されていた。骨材コルゲートサイロの脇にも糞のようなものが落ちていたこともあったが、洗車場に残された足跡を見て鹿の出現が確実になった。
米金商店プラントに美味しいものは何もないだろうが、破損が目立つようになった機械の調査点検にでもやって来たのだろうか。彼らの手を借りてでも何とかしたいものだ。
画像は鹿の糞と足跡