10月30日(水)⛅
午前 空きナシ
午後 空きナシ
10月31日(木)🌤
午前 空きナシ
午後 最終のみ空き有り
11月1日(金)☁
午前 空きナシ
午後 午後空き有り
岐阜県には変わった名前の山が多くあって、その多くは語源がはっきりしない。地元の方言が登山者や測量官に間違って伝えられたものが、そのまま呼び名になってしまったようだ。わたしが登ったことのある山では「オサンババ」(明宝スキー場の近く)「タンポ」(揖斐)「ゴンニャク」(板取)「ブンゲン」(揖斐高原)「犬の尾」(上石津)「魚金」(根尾)がある。中でも全国的にその名が轟いているのが坂内村八草峠近くの「金糞岳」で、関東や関西方面からわざわざ登りに来る登山者も多くいる。登山者には珍名ハンターと呼ばれる奇特な方々もいて、変わった名前の山なら全国どこでも出張するらしい。彼らにとって「金の糞」は格好の標的で、広島から新幹線を使ってわざわざ登りに来た登山者に会ったことがある。東京のサントリー本社の屋上に巨大な金の糞(実際は金の雲)のオブジェがあって、それを見て「揖斐の金糞」を連想したそうだ。
山そのものは奥美濃の多くの山にあるような藪山だが、天気さえ良ければ琵琶湖や濃尾平野が見渡せて、岐阜百山のひとつにもなっている。特に、雪で真っ白な頂上に夕陽が当たって、光輝いているのを貝月山から何度も見たことがあるが、まさしく「金の糞」がてんこもりになっている。