酒は飲めども

1月17日(火)
午前 混み
午後 やや空き有り

1月18日(水)
午前 混み
午後 空き有り

1月19日(木)
午前 混み
午後 やや空き有り

 米金ブログを御覧の皆様、こんにちは。

 本日は、1920年(大正9年)にアメリカで禁酒法が実施された日です。

 第三だか第四だかまでビールが工夫されて製造されている現代からすると、え?法的にアルコールを規制…?と
疑問に思うところですが、実は日本でもちょくちょく禁酒令が出ていたようですね。
(最古の禁酒令は646年(大化2年)の「薄葬の詔」)

 “アル・カポネ”と言えば名前くらいは聞いたことが有るかも知れませんが、その名前の主こそが禁酒時代に密造酒(通称バスタブ・ジン・・・不味そう)の製造と密売で暗躍したギャングのドン、その人で御座います。

 酒で?マジか?と思いますが、やはり人間は禁じられると欲してしまう罪な生き物と言うことでしょう。
 前述の密造酒は蒸留酒が主だったそうで、この時代はアルコールさえ含まれてさえいれば何でも蒸留抽出の材料になっていた為に(消毒薬とか
ヘアリキッド等々)、味は酷いものだったようです。
 まぁ、ギャングの職務(?)に蒸留酒造りなんて入ってないでしょうし、設備も粗悪なら、材料も粗悪で良品が作れる由も無いですね。
 ただ、医療用のメチルアルコール(劇物指定)が混入した物まで出回るようになり、健康被害を受ける人や1500人を超える
死者が出て問題となったそうです。
(ちなみに飲用はエチルアルコール)
 しかもこの法律、販売や輸入が禁止されただけで、所有しているアルコールの摂取は違法にならないというガバガバさ。そりゃあ、ゴミみたいな
クソマズ酒でも売られてたら買っちゃいますよね。
 お陰で味を誤魔化して少しでも美味しくしようと言う努力が花開いたのがカクテル文化だそう。涙ぐましい。

 結果的にこの悪法は大統領交代の翌年に、僅か13年で幕を閉じたようです。逆によく持ったなと。