水たまりができないコンクリート!!
透水性舗装仕上材ドライテックとは?
ドライテックは高い透水性を持ちながら表面強度・曲げ強度に優れたポーラス構造の透水性コンクリートです。
- 水たまりができない
- 色むらがわかりにくい
- ひび割れもわかりにくい
- 夕方から打設できる
など、様々なメリットのあるコンクリートです!
快適・安全な環境をつくる
毎年のようにみられる集中豪雨・台風による河川の氾濫、道路の冠水。その一つの原因として、従来のアスファルト舗装、コンクリート舗装や各種建築物による地表面の遮水が考えられます。
高透水性のドライテックを歩道・建物外構・駐車場などに使用することで、その優れた透水能力で雨水を地中へ浸透させ、排水設備への負担を軽減し、自然災害に強い環境整備に貢献します。また、ドライテックの保水性・通気性はヒートアイランド現象を防止して快適な都市空間づくりに寄与します。
ドライテックの特徴
1.高強度
ドライテックは、透水性舗装材に求められる空隙を多く持つポーラス構造でありながら、表面強度・曲げ強度に優れ、コンクリート舗装材として十分な強度を長期的に保持します。
2.透水・保水性能
ドライテックは内部にポーラス構造と呼ばれる多くの空隙があり、雨水を透水・保水しながら地中へ浸透させるため、水溜まりができたり雨水が下水に集中するのを防ぎ、地下水系への影響を最小限に抑え安定化させます。
3.耐久性
- 透水性ポーラスコンクリートドライテックは、無機バインダーを使用することにより、長期間、強度を維持し、透水性アスファルトなどで発生する修復不可能な空隙のつぶれなどを生じることがありません。
- 土やほこりなどにより目詰まりを起こした場合、家庭用高圧洗浄機などで洗浄することにより、毛細管状に張り巡らされた排水網に汚れが抜けることで透水性が回復します。
4.快適性
店舗・住宅のエントランス・駐車場など雨の日も水溜まりがなく、お客様に快適に歩行して頂けます。
5.経済性
- 施工に際しては特別な設備・機械が必要なく、コンクリート舗装と同程度のコストを実現しました。
- 特殊骨材・樹脂系特殊バインダーを使用しないため、特別な設備も必要なく生コンプラントで簡易に製造、配送することができます。
- 透水性ポーラスコンクリートのため、水勾配や排水計画の必要がありません。排水計画が取りづらい現場や犬走などの狭小スペースでの排水(透水)にも優れています。そのため排水設備が軽減され、コスト削減にもつながります。
6.環境性
自然環境の保全
雨水が循環するため地中構造が自然状態に近く、地下水の枯渇抑制、地盤沈下の防止、生態系の保護など自然環境保全に効果を発揮します。
ヒートアイランド現象の抑制
透水機能で保水された地中水分と通気機能による地中からの水分蒸散は、直射日光による路面温度の上昇を抑え、ヒートアイランド現象を抑制します。
7.作業性
材料製造の容易性・利便性
- ドライテックは、高品質な透水性舗装材を生コンプラントで製造することができ、住宅などの小規模の現場はもとより大規模な透水性コンクリート舗装現場においても施工できます。製造方法、施工方法は施工面積や規模により異なりますが、透水性舗装材の製造・施工において特別な設備・施工機材は必要としません。
- 土間コンクリートのように時間経過とともに必要な複数回の均し作業(仕上げ・押さえ)の必要はありません。打設時のプレート押さえだけで、数量によっては夕方からの施工が可能です。
- 曲げ強度に優れたポーラスコンクリートです。土間コンクリートに必要な配筋(メッシュ筋)の必要はありません。準備工程が削減されるだけでなく、搬入時の一輪車による間配りが容易となります。またミキサー車による直接搬入も可能です。
- 無機主体の水系タイプで、作業時に取り扱いやすく、安全性にも優れています。
施工手順
❶ 生コン車が現場に到着
生コン車が現場に到着したら、水溶性の袋に入ったF材(特殊混和材)を生コン車に投入し5分程度ミキサーを高速回転してください。水量が不十分な場合は、注水して調整してください。
※プラントでF材(特殊混和材)を入れる場合は、注水調整のみ行ってください。
❷ 生コン車より受け取り
❸ 一輪車運搬
❹ レイキー敷き均し
❺ 転圧
プレートができない転圧箇所(隅々)を人力タンパで転圧し、他はプレート転圧で平坦性を取りながら、プレートマークも消していき、十分にプレート転圧を行ってください。
[施工道具一式]コテ・スコップ・レーキ・トンボ・タンパー・コンパクター・一輪車