「お花摘み」Ⅱ

9月20日(金)
午前 混み
午後 混み

9月21日(土)
午前 空きあり
午後 空きあり

9月24日(月)
午前 混み
午後 空きあり

「お花摘み」についてパートⅡ

 山で野グソをするのに最適な場所は、森林限界にある草原の尾根で、奥美濃でそんな山は能郷白山しかない。残雪期のまだ雪の残っている尾根にはカタクリの可憐な花がいっぱい咲いていて、そこにいかにもお花を摘んでいるかのようにしゃがんでいる御婦人は、たいてい「アレ」をしている。それをふいに見つかったりすると、すまして鼻歌を歌いながら、ごまかしてみたりする。

 もうすこし季節が進んで6月ごろはニッコウキスゲの花が満開になる。この花は50㎝ぐらいに育つから、「アレ」をするにはもってこいで、遠くからは花園の中に頭しか見えない。そよ風に吹かれて、すこし力んでいる顔はパツと明るんでいるから、ごまかしようがない。

*注意 どの山でも高山植物の採取は禁じられている。野グソの場合紙は水溶性のものが望ましい。