能郷白山のニッコウキスゲ

7月30(水)
午前 空きなし
午後 空きなし

7月31日(木)
午前 空きあり
午後 空きあり

8月1日(金)
午前 混み
午後 混み

 数ある高山植物のなかで、一番華やかで派手な花はニッコウキスゲかも知れない。百合を黄色くしたような花だが、百合とは全く違った種類の植物で、標高1000メートル以上の山でしか見られない。だから一般のひとは自然に生えている実物を目にすることはほとんどないだろう。梅雨明けからお盆にかけてが開花時期で、岐阜では伊吹山、夜叉ヶ池、能郷白山のものが有名だが、年々その数は減ってきており、特に伊吹ではほとんど鹿に食べ尽くされてしまったようだ。能郷白山も以前はお宮のあったピークから磯倉にかけての草原台地が、一面黄色いお花畑になっていたものだが、最近は笹ヤブのなかにちらほら咲いているだけになってしまった。ここも鹿の食害が進んで、カタクリと同様にいつの日か消滅してしまうかも知れない。

 余談だが、台湾ではニッコウキスゲの花ビラは食用として重宝されているらしい。マヨネーズあえやおひたし、サラダにして食べられているようだ。人間にも美味しいものは鹿もまたご馳走なのだろう。

画像Ⅰ ニッコウキスゲ

画像Ⅱ 能郷白山

画像Ⅲ 先週頂上にテントを張った貝月山。