沙羅双樹の花

6月11日(水)☂☁
午前 小型空きあり
午後 混み

6月12日(木)☀☁
午前 空きあり
午後 空きあり

6月13日(金)☁
午前 小中空きあり
午後 混み

 長良雄総の三甲美術館で沙羅双樹の花が見頃になって、女房と彼女の友達が連れて行けと言うので日曜日に見に行って来た。

 沙羅双樹はお釈迦様の生まれたインドの暑いところにしか育たない樹で、日本では夏ツバキをその代用にしているらしい。それでも、どこにでも育つ樹ではないから非常に珍しいそうだ。岐阜で見られるの、はたぶん三甲美術館だけだろうと言われている。

 沙羅双樹はお釈迦様が入滅(葬式)の時、枕元に二本だけ沙羅の木が植わっていたと云うことだが、三甲美術館には数十本の樹があって、これでもかと云うぐらいに白い可憐な花を咲かせている。

誰でも高校の古文で平家物語を習っているはずで、その序文の

「祇園精舎の鐘の声こえ、諸行無常の響きあり。

沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。」

は覚えている方もいるかも知れない。

入館料1200円はちょっと高いような気もするが、ルノワールや梅原龍三郎の絵画観覧込みだから、そんなものだろうか。

岐阜市民だったら一度は訪ねておいても損はないだろう。尚、運が良ければ日によって生の琵琶演奏で「平家物語」を聴けることもあるらしい。